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THE SHAG STRIKES BACK

LIVE STREAMING FROM TOKYO EPISODE Ⅲ

THE SHAG STRIKES BACK

2021/5/20 (Thu)

OPEN 18:00 START 19:00

ジャズとロックが格闘し、より高次元で融合した50年前の音楽シーン。
社会的な反骨精神、アナーキズムと音楽が結びついていた時代でもあった。
コロナ禍で世界が怯えに苛まれ、人間の闇の部分が露呈した2020年代。
今必要なのは、あらゆる壁を超えた果てに恍惚のカオスを生むSHAGというアティテュード。
分断が進んだこの社会に、本当の自由と人権を求めるために――

5月20日(木)、SUGIZO率いる恍惚のサイケデリック・ジャムバンドSHAGが、配信ライヴ『LIVE STREAMING FROM TOKYO EPISODE Ⅲ ~THE SHAG STRIKES BACK~』を開催する。2020年12月、メンバーを再編成して12年ぶりに復活した新生SHAGは、ジャズの聖地BLUE NOTE TOKYOにて2日間全4公演の有観客ライヴを実施。DAY2の2ndステージは配信とのハイブリッドだったが、配信のみに特化したライヴは今回が初となる。

メンバーはSUGIZOを含め6人。初期SHAGからのメンバーであり、今や日本を代表するベースヒーローKenKen(Ba)、15年来のセッションメイトにして4月に行われた『SUGIZO LIVE STREAMING FROM TOKYO EPISODE II~VOICE OF LEMURIA~』にも参加した、当代屈指のインプロヴァイザー類家心平(Tp)、元Yasei Collectiveの才人で、SUGIZOのオリジナルアルバム『ONENESS M』にも客演した別所和洋(Key)、SUGIZOソロライヴでもお馴染み、SUGIZOが最も信頼を寄せるパーカッショニストよしうらけんじ(Per)、そして前回が初共演となった新世代の超絶技巧ドラマー松浦千昇(Dr)。SUGIZOはギター、ヴァイオリン、モジュラーシンセサイザーの演奏に加え、大きく全身を動かして指揮者のように即興演奏を導き、一人何役も務める。

2020年のライヴで披露したのは、SUGIZOのソロ楽曲はもちろん、キーと大まかな展開だけを決めたスリリングな即興ジャムセッション、更にはSHAG再始動に大きな影響を与えた作品「BITCHES BLEW」(マイルス・デイヴィス)のカヴァーも。ストロボライトの明滅と連動し、メンバー各自の内なるマグマを一斉に暴発させるような狂乱の合奏。無音の中、音を鳴らす間合いを全員が探り合っているようなインタープレイは、剣術の試合を観ているような緊張感と、そこから解放されてすべてをぶちまけるカタルシスの連続だった。

ヒーリングミュージックに特化したオリジナルアルバム『愛と調和』を世に送り出す一方で、なぜその真逆に位置するSHAGを、コロナ禍の2020年代に復活させたのか? SUGIZOがMCで言及したのは、社会的な反骨精神、アナーキズムが音楽と分かち難く結びついていた1970年代の感覚だった。

「分断が広がり、差別が増え……そういう社会にやはり、本当の自由や人権を求めたい。音楽ってそのための手段で、ジャズもロックもファンクもそうだったはず。その当時の重要だったアティテュードを、2020年代にカスタマイズして、音楽をより自由にこれから進化させていくために、SHAGを復活しました」(SUGIZO)

再始動の経緯と決意表明を語るSUGIZOの口調は、世の中への危機感と音楽への愛に満ちていた。

2020年代にSUGIZOが音楽によって巻き起こす旋風の、まさに吹き始める瞬間を目撃したような、あの熱く意義深い一夜。5か月余りの時を経てSHAGはどのように変化し、深化しているのか? その目で是非確かめてみてほしい。

Text by Tae OMAE

SHAG MEMBER COMMENT
  • 類家心平 (Tp)
    類家心平 (Tp)

    このメンバーでまた音を出せる事に心から感謝します。素晴らしい音の波に只々身を委ね力の限りの音を放っていくだけです。それが最善の方法だと強く信じております。素晴らしい時間になる事は既に約束されてます。心から楽しみたいと思います!

  • SUGIZO (Gt/Vln)
    SUGIZO (Gt/Vln)

    今、自分が最も表現したい音楽のカタチ、それがSHAG。愛する最狂メンバーによるインプロヴィゼーションのバトルロイヤル。それは恍惚のスピリチュアルノイズであり凶暴なファンクネスでもある。至福。超快感。感情、意思、そして芸術は爆発する!

  • 松浦千昇 (Dr)
    松浦千昇 (Dr)

    音に全ての想いを詰め込んで表現するので、聴いてくれる皆さんがそれぞれ何かを受け取ってくれたら幸せです。よろしくお願いします!!

  • 別所和洋 (Key)
    別所和洋 (Key)

    Bitches Brew発売から50周年の節目に再始動したSHAG。半世紀の時を超え、あの頃のマイルスのスピリットを現代に蘇らせている。この音が今だから必要だと感じてます。

  • よしうらけんじ (Per)
    よしうらけんじ (Per)

    SHAGはChemical reactionからChain reactionを瞬時に起こし、一瞬たりとも耳が離せないスリリングな音楽集団である。瞬間積層的芸術音を存分にご堪能いただきたい。

  • KenKen (Ba)
    KenKen (Ba)

    17歳だった頃の自分が、必死になって様々なことを学んだ場所が、20年近く経って、今の自分が本領発揮できる最高の場所になった。帰ってきたぜSHAG。音楽と素晴らしい友に感謝します。ありがとう。

TICKET
通常チケット ¥4,500(tax in) LIVE配信視聴チケット(アーカイヴ有り ※日本時間 5/27(木)23:59まで)
特典付きチケット ¥10,000(tax in) LIVE配信+アフタートーク配信視聴チケット
(アーカイヴ有り ※日本時間 5/27(木)23:59まで)
+全メンバー直筆サイン入り生LIVE写真セット(集合+各ソロの計7枚)
※特典グッズの発送は7月末(予定)、日本国内のみとさせていただきます。

チケット受付期間:2021年5月12日(水)18:00~2021年5月27日(木)21:00

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at Blue Note TOKYO